巷で賑わっているソーシャルゲーム(以下ソシャゲ)の課金問題、あなたはどう思われますか?
やれ集金アプリだのガチャに演出がついただけでゲームでは無いだの散々な言われようですが、 ソシャゲが全部悪のような存在なら流行るゲームと流行らないゲームの区別が付かなくなると思います。

ソシャゲにはソシャゲなりの「強敵(重課金者)に対して努力と工夫で打ち勝つ」楽しみがあると私は考えます。

その例を今回は「フラワーナイトガール」というブラウザゲームを用いて解説しようと思います。
フラワーナイトガールは2015年1月に開始したゲームで、この記事を書いた時点で登録者数105万人になります。ソシャゲとしては中堅どころでしょうか。

ゲームの内容としては典型的なガチャゲーで、低レアリティのキャラは絶対に高レアリティのキャラに勝てない(例外はありますが)、他のソシャゲーでよくある11連続ガチャで一定以上のレアリティ確定といった救済処置も無く、欲しいキャラが居ても中々引き当てれない過酷なゲームとなっています。

そんなゲームがなぜ流行り始めたのでしょうか。答えは「イベントによる無課金者の戦力補充のしやすさ」や「定期的に行われる好きなキャラを選べるガチャ」、「運営の仕事の良さ」が挙げられます。

重課金が圧倒的に有利だが無課金でも勝ち目はある


ソシャゲの敵はゲーム内のモンスターではなく他の重課金者、というのは以前お話しました。
高レアリティが圧倒的な強さを誇るこのゲームでは、普通に考えて無課金では太刀打ちできません。しかし、イベントで☆5(このゲームの最高レアリティは☆6です)を定期的に配布する事で、ある程度の戦力差は埋めれるように出来ています。

イベントで手に入る☆5はガチャで手に入る☆5に能力で劣りますが、その手に入りやすさからプレイヤーが編成できる20人を全部イベントで手に入れた☆5で埋める事も可能となります。
その上で各種パワーアップアイテム(装備や好感度、アンプルゥと呼ばれるステータス増強アイテム)を使えば重課金の強さ(総合力)に追いつくようになってます。

この「重課金が有利だが無課金でも勝てない事はない」というバランスが挑戦意欲を注ぎ、プレイヤーを増やしていったと予測されます。

絶対に欲しいキャラは課金すれば選ぶ事もできる

 
フラワーナイトガールは、5000円課金する事で最新で追加されたキャラ以外の1人を選んで手に入る事の出来る特殊なガチャを定期的に実施しています。

他のブラウザゲームよりいち早くこのガチャを取り入れた事で、「欲しいキャラ全てを手に入れる事は出来ないが、お気に入りの1人ぐらいは手に入れる事が出来る」という特徴を持ち、知名度を伸ばしていったと考えられます。

他のゲームがこぞって真似し始めたのも、この手法が非常に有効な事を実証してます。

運営やゲームが敵にならない親切設計


私は今年からお花を遊び始めたのでよく分かってないですが、初期の運営は酷かったとよく耳にします。

修正し忘れたと思われる「プレイヤーがじゃぶじゃぶ課金したくなるような射幸心を煽りまくる説明文章」というあからさまな文章を載せたり、初期のイベントは運要素が強く狙った報酬が貰えない、など・・・

しかし、私が遊び始めた頃にはだいぶゲームの改善が進んでいて、「始めたばかりの初心者でもフレンドの助けを借りてスタミナ消化を怠らなければイベントキャラを入手できる」事や「イベントキャラを育てていけばフレンドの助けを借りなくても効率的にイベントを消化できる」事で、手っ取り早く能力を鍛える事ができるようになり、無課金でも楽しめるようないいゲームになったと私は思います。

またバグの修正や低レアキャラの演出の改善、不具合が起こった時にガチャを引けるアイテムを配る(通称詫び石)、その他システムの改修など細かなバージョンアップを重ねた事で、ガチャが極悪にも関わらず運営からうまくヘイトを逸らすような仕組みになってます。

運営が敵と感じさせてしまうとプレイヤーは離れていってしまいます。プレイヤー側には運営を倒す(変える)手段が無いからです。敵が倒せないのではゲームにとって重要な「七つの成長要素」を実感する事が出来ず、結果クソゲーの判定を押されてしまいます。

逆に運営が良い(改善された)ゲームでは、無課金は恵まれたゲーム環境で重課金との戦いに専念できるようになり、「七つの成長要素」を体感しながらゲームを楽しく遊ぶ事ができるようになると考えます。

良質な挑戦要素がゲームを流行らせる


知名度やSNSでの交流、イラストの良さなど流行った要因は他にも色々考えられます。

しかし、やはりソシャゲにとって重要なのは「課金者が強い」「課金者に挑戦しやすくなるシステム」「勝てない事はない絶妙なバランス」だと私は考えています。私はこれを「挑戦の精神」と定義しています。(挑戦の精神について詳しくはこちら

ソシャゲそのものを悪と捉えず、従来のゲームとは違う視点から見た「挑戦の精神」を持ったゲームと考えられる事で、良いソシャゲを選び悪いソシャゲから手を引くヒントになるかもしれません。

今後このブログでも「挑戦の精神」を持ったソシャゲを紹介する事になると思います。
それではまた。